ブログ

私たちの心になじむ「木材建築」

2021.09.20

何億年も昔、人類のはじめの住まいというのは、天然の洞窟でした。
やがてそこから抜け出して、木やワラや葉っぱを使って雨露を避けるようになり
掘立て小屋に住み始めたのは、いつのころからでしょうか。
いずれにしても、建材としての木材には、本当に長い歴史があります。

とくに、木材資源に恵まれた日本では、優れた木造建築技術が生まれ
築後1300年を経た今でも、機能と美しさを保つ建造物まであるほどです。

木材は、軽量にもかかわらず強度があり、切断や穴あけ、くぎ打ちといった加工性にも優れ
任意のサイズ、形状をつくれるといった点が特長です。

また、樹種によって異なる木目の美しさは
仕上げ材または家具、装飾品としても幅広く活用されています。
そして、木材は、置かれる環境への配慮など、維持管理が適切であれば
きわめて長い寿命を保つところも、優れた特長です。

天然素材ゆえに、湿度の高い場所では腐朽が避けられず
虫害も受けやすいといった欠点はありますが
住まいの換気を定期的におこなうようにするのが効果的です。

ちなみに木の最大の弱点は、火災なのですが
意外なことに、木材には表面を少し焼いて炭化させると
着火しにくく、防腐・防虫にも効果があるという性質があります。

この性質を利用した伝統工法が、おもに西日本地域の住宅にみられる「焼き杉板」です。
外壁の下見板に、表面を焼いた杉板を使っており、現在も時折、この方法で外装をおこなう建物もあります。
はじめは触ると手が真っ黒になるほどですが、雨風にさらされて表面の炭が落ちると
やがて、杉の木目が浮き出し、味わいのある外壁となります。


木の家がもつ美しさ、くつろげる居心地のよい空間。
家族が集うにぎやかであたたかいリビング。
時の流れとともに、さらに味わい深くなる家。

建て主さんが何を大切にしたいのかを見つめていくことで
どのような家づくりをするかが見えてきます。
埼玉県比企郡にある「久道工務店」では
ご希望、思いに寄り添いながら、丁寧に家づくりを進めていきます。

新築住宅はもちろん、リフォームも承っております。
どうぞご気軽にご相談・ご見学ください。

お問い合わせはこちらから